最近よく見かけるshi、chi、jiなどのローマ字表記は、実は英語的ではない!【井上逸兵・堀田隆一英語学言語学チャンネル #99 】
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- Опубликовано: 13 апр 2025
- ・英語的と思っているローマ字表記のルーツはまたもやあの言語!
・根強くあるローマ字論争ー日本式(訓令式)かヘボン式か
・文化庁の国語に関する世論調査(2021年度)
・ローマ字に関する調査も
・我々は英語に毒されているのか?
・埋め込まれた威信
・時にあえて不経済な方に行くことばの不思議
・王貞治さんのローマ字問題都市伝説
0:04 ローマ字の話
1:10 文化庁のローマ字に関する調査
4:27 キーボードでの入力は?
5:11 ローマ字論争
7:33 英語史から見たヘボン式
13:41 かっこつけるという意味で・・・
「ローマ字は英語っぽい・・・わけじゃない! じゃあ何っぽい?」
◎「井上逸兵・堀田隆一英語学言語学チャンネル」は毎週水曜、日曜18時に新作動画がアップされます。
◎水曜日は、ゲストを迎えて雑談回(飲み会?)、日曜日は、堀田・井上でしっかり(?)言語学、英語学を語ります。
◎コメント、ご質問等、お寄せください。トークの中で取り上げさせていただくことがあります。
◎英語学、言語学のおもしろさ、魅力を語ります。
研究する人も、研究してない人も、研究したことない人も、おもしろい(と思います)!
「社会言語学」というものの見方のお話しをします。
「英語史」という研究分野の話もわかりやすくお話しします。
「英学」、「英語受容史」にまで話がおよびます。
一見、わかりやすそうだが、意外と知られていない、「英語学」、「言語学」のおもしろさを、英語史(英語の歴史の研究)と社会言語学(ことばと社会との関わりやコミュニケーションの研究)の観点から、いろいろわかりやすく語ります。
英語学習や英語文化(英米の文化)の理解にも役立ちます。
(註)
「中英語」(Middle English, ME):ノルマン人の征服(1066年)あたりからシェイクスピア時代(16世紀頃)までの英語
「古英語」(Old English, OE):450年くらいからノルマン人の征服あたりまでの英語
◎語り手:
井上逸兵(慶應義塾大学文学部)
専門:英語学・社会言語学
Twitter: @ippeiinoue
堀田隆一(慶應義塾大学文学部)
専門:英語学・英語史
Twitter: @chariderryu
【井上逸兵主要著書】
『もっともシンプルな英語ライティング講義』(慶應義塾大学出版会)
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『英語の思考法--話すための文法・文化レッスン』(ちくま新書)
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『伝わるしくみと異文化間コミュニケーション』(南雲堂)
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【堀田隆一主要著書】
『英語の「なぜ?」に答える はじめての英語史』(研究社)
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『英語史で解きほぐす英語の誤解―納得して英語を学ぶために』(中央大学出版部)
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『スペリングの英語史』(早川書房)(翻訳・サイモン・ ホロビン著)
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・堀田隆一関連サイト・ラジオ
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今回も楽しい話でした。😊
今でも、ニューヨーク・ヤンキースは、ユニホームに名前を入れないですね。それが誇りだそうです。
JRの新橋駅がshimbashi と書かれてたりローマ字表記は思わねところで驚きます🙄
ローマ字といえば、長音を表記しないのがなかなか嫌いです…
「ゆうや」って人が「yuya」みたいな
英語が長音と短音を区別しないから、「uu」なんてスペル英語にないからっていう理由ですよね(たぶん)
フィンランド語だと長音を「uu」みたいに書くわけだし、これも英語に相当毒されてる気がします
ドイツ語みたいに長音をhで表すのは賢いと思いました。Ohtaniなど
@@freedom5065
元祖テレビ文化人(一億総白痴化、駅弁大学、恐妻家、口コミの命名者)の大宅壮一(おおや そういち, 1900-70)翁が、昭和30年代に雑誌に発表していた「世界の裏街道」シリーズの中で、苗字をOHYAと綴ってしまったことを後悔している。西アジアやアラブ諸国の行く先々で「オホヤ」と呼ばれてしまったという。考えてみれば、テヘランはTehranだしね。
「オーヤ」はまだ救いようがあるが、かつて同僚に居た「フセ」や「クゲ」は欧文化できない。前者FUSEの綴り字だとフューズ(日本語で言うヒューズのこと)にされてしまうし、FUSSEもフュッセと読まれる可能性が高い。後者KUGEはクージやキュージにされてしまう。英単語にもguess (ゲス) やspaghetti (スパゲッティ) のような「ゲ」音を含む単語(但し、後者はイタリア語からの外来語)は存在するので、「クゲ」に適応させてKUGUEやKUGHEも可能だが、正しく発音してもらえる可能性は低い。
荻須高德(おぎす たかのり, 1901-86)画伯はフランスで活躍するに当たってTakanori Oguissの綴り字を採用した。ところがウィキペディア英語版とドイツ語版は画伯が最も嫌がるOgisuを見出し語にしているし、日本の心ない学芸員も同様でOgisuの綴り字を展示品に添えている。
面白い話でした☻
世代なのか英語に毒されているのかキーボードもヘボン式で打たないと気持ち悪いです(アラフォー男性)ちっちゃい文字はL使います
慣れてしまっているので、キーボードで打つときもshiやtsu、chi入力を使います
タイピング速度の話をするにしても慣れのほうが余程重要ですしね
長音を表すマクロンが最近使われないのも
キーボードで打ちにくいという事情が関係しているように思えます
局所最適ってやつですね。そもそもキーボードが局所最適の産物、もっと言えば我々人間自体が局所最適なので、「慣れの方が重要」はめちゃめちゃ人間味を感じます
たしかに日本語打つ時は日本式で無意識にやってました
日本語をアルファベットで綴るときはヘボン式にしてます
日本式:主に日本人によるローマ字“入力”に向いている
ヘボン式:主に外国人向けのローマ字に向いている
それにしても、ケルト系のガリアがラテン化してフランス語の基礎が始まり、そこへゲルマン語系のフランク族が来てラテン化し、ノルド語系のバイキングが来てラテン化したのに、イングランドはノルマンコンクエストがあってラテン語(フランス語)の強い影響を受けたもののラテン化しなかったことが興味深いですね。
SHI(シ)やCHI(チ)だけでなく、イ段の音はKYI(キ)、NYI(ニ)、HYI(ヒ)の方が近いような気がします。でもマ行とラ行はMI(ミ)、RI(リ)のように感じており、いつもモヤモヤしています。
耳がいいですね。実際、音声学的にも、イの音は一つの筋肉しか使わないので、子音が引っ張られて口の真ん中あたりに寄せられるんですよね。リも引っ張られてるんですけど、その量が他の子音の時と比べて少ないのでRIに感じるんでしょうね。
コメントありがとうございました。耳が良いというよりは、実際に発音した時の口や舌の動きから、そのように感じていました。確かに「リ」については引っ張られる感覚が一番小さいです。
イ段の口蓋化は音声学的なディテール。ローマ字表記法とはだいぶ遠い問題な気がする。
キーボードだと字数の少ない方を選ぶ、自分もやっていました!w
ところで…
ヘボン式ローマ字のハ行で、どうして「フ」だけHではなくFで綴るのだろうと
思っていたのですが(福岡がFukuokaで博多がHakataのような)、
これも「英語っぽい」からなのでしょうか;
ハとフでは音を生成する場所が違うからでしょうね。でも日本語のフは「F」の音とも違うので「HUよりはFUの方が近そう」という判断かと思います。
拗音のローマ字表記については、syoという表記をsy+oと感じるのかs+yoと感じるのかという違いがあるんじゃないかなと個人的には思ってます。
また、shiかsiかはキリル文字でも同様の問題があり、近年はши(shi)で書かれることも増えたましたが、多くのスラブ圏の日本学者は頑としてси(si)で表記して、時折報道のши表記をсиに改めさせることもある状況です。
東京のロシア大使館内領事館に観光ビザを自力で取りに行った際、我が氏名の英文字shiの箇所をキリル文字си (=si) にされていて、何だかなぁと思った。これより ши (=shi) の方がショスタコーヴィッチ(Дмитрий Дмитриевич Шостакович = Dmitri Dmitriyevich Shostakovich)みたいでカッコいいのにと思ったが、それ以前に書類不足だからちゃんと揃えてから来いなどと言われていて、その再チャレンジだったこともあり、ши (=shi) にしてくれ!などと騒ぐのはやめにした。
@@xapaga1 「шьи?」そり舌音ではないのです。
キーボード入力で「ち」を ti と打つのが気持ち悪いと思っていたらまさかの展開!!
私は日本語の/ん/で、「日本橋」のようなものは「m」と打ち間違えることがあります。
ローマ字覚えたての小学生の頃、トイレにINAXと書いてあるのを見てイナックスかインアックスか分からなくて親に聞いたことがあるのを思い出しました。
ローマ字ローマ字いうけれど、イタリア語のアルファベットにはKとJがないんですよね。
あと、ローマ字ではラ行が日本人が苦手とするRなのはなぜなのでしょうかね。
漢字に妙にかっこよさを感じるのもそれですね!夜露死苦!
子供の時G+Yが何のことかわからんかった。N+Y
エスペラントでは digraphを もたず,ŝi、ĉi、ĵi と 書きます。
ā ī ū ē ō といった マクロンは 日本語の 「ー」を 母音字の 真上に 乗せた 形に 見えます。
もし、ノルマンコンクエストでやってきたのがフランス人化したノルマン人じゃなくてイタリア人化したノルマン人だったら「あれ?俺ら綴り似てね?」ってなってあまり綴り変わらなかったかもしれないですね。イタリア語はca, co, cuは/ka/, /ko/, /ku/、ce, ciは/tʃe/, /tʃi/、 sca, sco, scuは/ska/, /sko/, /sku/、sce, sciは/ʃe/, /ʃi/なので!
最初、王さんはONと表記していますよ。
おん?
野球選手の話で言えば、昔、阪神時代の新庄選手がSHINJYOとユニフォームに綴っていたのを思い出します。
JOをJYOと綴るのは不要なYが子供心にとてもカッコ悪いと思っていました。
カッコつけの代表みたいな新庄選手がカッコ悪いことやってたので印象に残っているのかも。
「ツ」はtuなのかtsuなのか
TSU
私はx一文字でンになるようにしている